ヤフオク出品のコツと高く早く売る方法【30万点出品マスターが教える】

実は私、ヤフオク歴18年の超ベテランです。
2000年の手数料無料時代からはじめて、手数料などがかかるようになっても、やはり売り場としてのヤフオクは魅力的で、商売の売上のほとんどをヤフオクで上げて生活してきました。
今回はそんな私が18年で培ったヤフオクの出品のコツと高く早く売る方法をご紹介します。
プロの方はもちろん、ご自身の私物を売りたい方にも役に立つ方法になります。
商品の価値を調べよう
売りたいものがあるからと闇雲に出品していては無駄ばかり多くなってしまいます。
売れ残った在庫が増えると管理も大変。
まずは売りたいものがヤフオクで売れるだけの価値があるか調べてみましょう。
相場を検索する方法
自分が売ろうとしているものが過去にいくらでも売れたか知っておきましょう。
相場を検索する方法はふたつ
ヤフオクの終了商品を検索(過去120日分)
こちらの画面から、必要な項目を入れて検索をかけることで過去120日分の結果を見ることができます。
まずはキーワードに自分が売ろうとしているものを入力、検索してみましょう。
オークファンで検索
オークションなどの終了結果を検索できる専用サイトです。
有料会員になると最大で過去10年分の結果を検索することができますが、無料でも6ヶ月分の検索をすることができます。
有料会員になるとオークションの結果だけでなく様々な分析もできるようになります。
以前は登録漏れなどがあり、結果の精度が甘いという指摘もありましたが、現在改善され、ほぼすべてのデータが網羅されています。
有料会員(プレミアム会員 980円/月)にするとアダルトカテゴリーの検索や期間おまとめ検索が月に1000回までできるようになります。
相場を見る時のポイント
出品して落札されて発送するまでにはそれなりの手間暇がかかります。
少ない手間暇でヤフオクで出品するためにはまずは商品がヤフオクに出品するだけの価値があるのか否か見極める必要があるというわけです。
自分の中でいくら以上しか売らないという最低ラインを決めておくといいでしょう。
私の場合は2000円以上を基準として、例外として1000円以上としています。
過去の相場だけでなく、現在出品されている同一商品の状況も調べて把握しましょう。
自分が売りたい価格よりも安い価格でいくつも出ているようでは出品しない方がマシです。
出品しない商品は捨てるしかない?
一番良いのは類似商品をまとめての出品です。
例えばアーティストのTシャツ1枚では単価が安いので出品するには大変なだけという時は、数枚まとめて出品して単価をあげれば商品として成立することになります。
セットの作り方は自由なので、アーティストごとにまとめる、Tシャツをまとめる、サイズを分けるなど工夫次第でいくらでもできるはずです。
タイトルを書くコツ
必要な単語を確実に入れる
まずは入札希望者、見込み客に自分の商品に確実にたどり着いてもらわなければなりません。
そのためには必要な単語を漏れなく確実に書きあげることが重要となってきます。
タイトルの書き方の例は、前述の相場を調べた時に高値で売れている商品を参考にするとよいです。
誤字脱字はご法度。
英語表記にするかカタカナ表記にするか、旧字体、新字体なども気をつける必要があります。
字数に余裕があるのであれば、どちらも書いた方がいいです。
現在、ヤフオクの検索もかなり精度があがっていて、表記ゆれや、短縮した名前、カタカナか英語かはよく検索されるものに対してはどちらでも検索に引っかかるようになりました。
それでも過信することなく、どちらも書くことをオススメします。
例)
どちらの単語でも検索結果は同じ
◯「キャロル」「CAROL」
◯「ももクロ」「ももいろクローバーZ」
◯「欅坂」「欅坂46」
◯「Yシャツ」「ワイシャツ」
検索結果が違う
☓「Tシャツ」「ティーシャツ」
☓「欅坂」「けやき坂」
など
必要な情報を入れる
入札希望者がたどり着くのは検索。
その検索の対象となるのがタイトルです。
検索されるための単語だけでなく、入札希望者にとって必要な情報を入れてあげると見てもらえたり、入札してもらえる可能性が高くなります。
例えば本で言えば、出版社名、定価、刷、ページ数、帯の有無など。
ポスターなどでしたら、サイズなどがあった方がいいですね。
瑕疵がある時もタイトルに入れておくと後からトラブルになりにくいです。
「端に2センチ程度の破れ」など。
商品説明を書くコツ
ヤフオクも時代の流れでスマホから利用する人が増えてきました。
その影響で商品説明まで見ない人が増えています。
スマホでヤフオクの個々の商品ページを見ると以下の通りの順番になっています。
商品画像
タイトル
入札する
現在価格
残り期間などの情報
商品説明
商品説明を見るためにはスクロールする必要があるからです。
更に12行以上に渡る場合は「続きを読む」ボタンを押さないと全文表示されないようになっています。
このため、現在のヤフオクでは商品説明はタイトルに入り切らなった情報の補足と考えておくべきでしょう。
しかし、個人取引となるヤフオクでは出品者がどういった人なのか把握してから入札をしようと考える人もたくさんいらっしゃいますので、商品説明をしっかりと書くことで誠実に対応する出品者だということがわかってもらえます。
商品説明に入れたい項目
①購入した時期、経緯
例)2015年のライブツアーで先着200名のみの販売で、早朝から4時間並んだ人のみが購入できたTシャツです。
デザインは☓☓さん。バックプリントには2015年のライブスケジュールが記載されています。
②使用状況 瑕疵
例)ライブ当日に一度着用したのみ。洗濯済み。
③購入時の価格
例)定価3500円+消費税
④瑕疵
例)タグに折れ跡有。
商品説明はしっかり書かなければいけないふたつの理由
①クレーム予防になる。
こちらの情報、条件などを商品説明に明記しておくことで、クレームになることが少なくなります。
②熱心なファンは商品説明からもさがしている
熱心なファン、熱心なコレクターの方は商品説明も検索して欲しいものを探しています。
コレクターの方というのはこちらが想像するよりも色々な方がいて、雑誌に観覧車が掲載されていたら欲しいという方もいたりします。
余裕があればここまで説明がいらないのではないかというところまで書いてあげると入札が入りやすくなります。
そういった方たちに検索してヒットしてもらえるためにも商品説明に必要なことを書いておくことは重要です。
ヤフオクで売れる写真を撮る方法
ヤフオクの一覧を見ると一番目立つのは画像。
画像はとても商品をアピールするのにとても重要ですが、かといってそんなに頑張る必要はありません。
一眼レフや高級コンデジで、スタジオまで作って撮影する必要はないでしょう。
スマホでも十分にキレイな写真が撮れますのでスマホで十分です。
キレイに撮ることよりも、商品がどういったものか確実に入札希望者に伝えることが大切になってきます。
1枚めは商品全体
ヤフオクの検索結果などの一覧で掲載される写真は1枚めの写真になりますので、商品全体がわかる写真にします。
背景はシンプルに!
商品以外の部分にいろいろな物が映り込んでいるとどれが商品なのかわからない上、だらしない出品者と判断されてしまいます。
背景はスッキリと何もないところで撮影するのが基本です。
サイズがわかるようにする
ポスターなどサイズが気になるようなものは横にスケールなどをおいて、写真からもサイズがわかるようにしてあげると親切です。
ヤフオクの写真は多い方がよい
写真は何より商品をイメージしてもらえるものですので、多い方が入札希望者に安心してもらえます。
2枚以降に掲載する写真
①違う角度からの写真
裏側、横から、上部からなど違う角度からの写真を掲載することで入札希望者が商品を立体的に理解してもらえることになります。
②必要な箇所をクローズアップした写真
ポスターで言えば片隅に書いてあるロゴ、文字。
Tシャツなど衣類でしたらタグ。
瑕疵がある場合はその部分を撮影した写真などをあげることで入札希望者は安心して入札をすることができるようになります。
③中の写真
CDやDVDならば開封してDISCや歌詞カードの様子などを撮影してあげましょう。
ふたつの開始価格戦略を理解する
ヤフオクのマニュアルを見てみると、1円でスタートさせましょうと書いてあるものがあります。
私の経験からすると1円スタートしてよいものと悪いものがあり、悪いものに関しては1円スタートさせない方がいいです。
まず開始価格の戦略にはふたつあることをメリット、デメリットあわせてご紹介します。
相場よりも安い開始価格
ひとつめは1円スタートなど相場よりも安く開始価格を設定する方法です。
メリット
一回目の落札日で確実に売り切ることができること。
売り切ることができるため、落札日の翌日は梱包する予定をたてることができます。
余計な在庫を抱えることもありません。
私は2002年頃から2006年まで毎週写真集を99円スタートで1000円開始価格で販売していました。
落札率は97%ぐらいでした。
この方法は作業を組むのに優れていて、落札日の翌日の発送量もある程度予測できるため、お手伝いの人を何人かお願いすることも可能でした。
在庫も一旦なくなるので、新たな仕入れ、出品をすることができます。
オークションの醍醐味で、その時その時で落札価格がかわるため、入札者も楽しめます。
出品者も思わず高く売れてしまうものもありました。
相場よりも高く売れるもの、安く売れるものもあり、トータルすると相場くらいで落ち着きます。
デメリット
まず安く終わってしまことがあることです。
例えば1円出品で1円で落札されたからとキャンセルするわけにはいきません。
現在は送料の差額で儲けることも禁止されているため、ただ商品を送るという作業が待っているということにもなりかねません。
また安い商品のものほど発送方法などに注文がついたり、到着後、商品の状態についてクレームが入ることも多いです。
大量の同一商品の安値スタートを続けていくとたまたま安く終わった落札価格が相場になっていくということもあります。
相場通りの開始価格
それほどたくさんの人が欲しがっているわけではないが、世の中の誰かは1万円出してでも欲しいというものがあります。
そういった商品は相場を開始価格にするべきです。
1円出品して1円で終わるという悲惨なことになることは避けられます。
特に他にも売り先があるもの、例えば、リサイクルショップに持っていけばある程度の価格になることがわかっているものは安い出品にする必要はないです。
メリット
相場通りの落札価格になる。
デメリット
商品を保管する期間が長くなる。商品管理が面倒になるということがあります。
①②にしても過去の相場だけでなく、現在、同じものの出品があるか調べてみましょう。
①、②にするかの判断の目安は過去相場を調べた時に入札が1で終わっているか、複数入札があり、競い合っているかを見てみて判断するといいでしょう。
ヤフオクの売れる出品期間と落札日時
一般的に言われるのは日曜日の夜9時から24時までと言われています。
一番、ヤフオクに人が多い時間だからです。
期間はマックスの7日間にできるならばそれがベスト。
できないならばせめて3日間はオークション期間が欲しいところです。
しかし、私の経験から言わせてもらえば、様々な曜日、時間を試してみましたが、本当にいいものを出している時は何日間でも何曜日の何時落札でも落札価格に差があるとは思えません。
日曜日の夜は確かに人も多いですが、出品も多いとも言えるので、結局、同じです。
一番は落札後に自分が仕事がしやすい日時設定にすることがベスト。
後は安く終わった時に後悔せずにすむということぐらいです。
まとめ
かなり簡単に書きましたが、タイトルのコツ、写真のコツだけでわけて書いてもいいぐらいですので、また改めてご紹介します。